岸辺露伴ルーヴルへ行くを観てきました。

ドラマ版はたまにしか観てなかったけど、ホラーミステリ系作品としてめちゃくちゃ良い出来だったな…。ビジュアルにあんまりコスプレ感ないからかなり一般向けしそう。最悪露伴はヘブンズ・ドアーという能力が使える、という前提だけ知っておけば全然話通じるし。

「黒」をテーマにした話だからかルーヴル行ったあたりから露伴と泉ちゃんの衣装が黒メインになるの好きだった。衣装みんな良かったな。ルーヴル美術館ガチ協力ということだけど、景色背景の美があんまりにも凄すぎて現実感なかったというかいっそCGっぽかった。あれマジで現実にある施設ですか？人生機会に恵まれたら行ってみたい場所リスト入った。

シナリオは倉庫行く前らへんまでは正直そこまで気持ちが盛り上がらなかったけど、それ以降の展開と伏線回収が怒涛の勢いで一気に惹き込まれた。あとめちゃ普通にホラーだった。ホラー作品(？)を映画館で観るの久々だったから普通にビビりました。でも奈々瀬さんのルーツを知ると「私を描かないで」っていうのがなんか切なかったな…山村夫妻、可愛い夫婦で萌えつつ最期がしんどかったよ。最近出会う男女大体しんどいんですが何？

あと本筋とは関係ない感想だけど、エマさん役の人の「母国語がフランス語の人が話す日本語の演技」が上手すぎてこんなこと出来るんだ…とびっくりした。なんというか、語尾のちょっとした癖とか、相槌に自然とフランス語が混じる瞬間とか、そういうものが自然に織り込まれてて凄かった。あれは役者さんが元々欧州圏メインで活動してる人とかなんですかね。凄かった。エマさんの後悔も切実で悲しかったし…最後の泉ちゃんがエマさんにかけた言葉好きだったな。写真を撮った理由まで回収されるのも好き。それはそれとして泉ちゃんの怪異キャンセラー具合はヤバい。惚れる。怪異すら跳ね除ける女好。

結論:めちゃくちゃ面白かった。

ので、原作も読みたいです。何故かルーヴルだけ読んでないんだよな……。動かないシリーズだと六壁坂が好きです。ジョジョを知らない時にたまたま読んでその面白さに衝撃と感動を受けた思い出深い話。数年後にジョジョを読んで、あれって岸辺露伴だったんだ！？となったところまで思い出深い。

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